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DHLエクスプレス・フランス（DHL Express France）はスタートアップ企業「ピックミー（Pickme）」と提携して、個人宅（「ヴォワザン=ルレ（Voisins-Relais：隣家小包受取所）」）を通じて小包を引き渡すサービスを提供し、初回配達完了率の向上を目指す。

ピックミーは10月に初のサービス利用契約を英ロイヤルメール子会社GLSと契約を結んでおり、DHLは2番目の大手顧客となる。GLSフランスは2020年11月から、「ピックミー」と提携して、この新サービスの開発を始め、2021年7月以降、実験の成功を受けてサービス提供地域を拡大した。

近隣の「ピックミー」受取所に小包が配達されると、受取人はその旨のメッセージと暗証番号を受信し、都合のいい時間に小包を受け取れる。ピックミーによれば、同社の研修を受け、必要な備品を持ち、100％安全かつプロフェッショナルな方法で小包を預かれる「個人」は、すでに全国に5万5,000人以上いるという。

DHLエクスプレスは現在、パリ大都市圏（イル=ド=フランス地域圏）でピックミーのサービスを実験しており、2022年初めまでにリヨン、ボルドー、トゥールーズに同サービスを拡大することを計画している。