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2021.10

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デジタル男女格差は依然色濃く、女性の52%はネット接続経験なし
Alliance for Affordable Internet(A4AI)が10月10日に公表した報告書「The Costs of Exclusion: Economic Consequences of the Digital Gender Gap」において、デジタル男女格差が依然として存在していることが明らかになった。世界の女性の52%はこれまでに一度もインターネットを利用したことがないという。

男性がインターネットを利用する確率は、世界全体では女性よりも21%高く、低中所得国では52%高い。低中所得国におけるインターネット利用に関する男女格差は、2011年の30.9%から2021年の30.4%とほとんど改善されていないことも確認された。女性のインターネット利用を阻害する要因としては、教育格差、賃金格差、デバイス所有率の低さ、プライバシー侵害やセキュリティ面での不安等がある。

A4AIは、低中所得国は女性をデジタル経済から排除することで大きな経済的損失を被っていると指摘。デジタル男女格差による2010年以降の国内総生産(GDP)の損失額は、推計で総額1兆ドルに上るとしている。