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2021.10

  • アメリカ
  • ブロードバンド・ICT基盤整備
ECFを利用したブロードバンド整備に関するFCC政策
FCCは、9月24日、学校・図書館のブロードバンド接続を支援する「Emergency Connectivity Fund(ECF)」からの補助金第1弾として、12億ドル超を給付したと発表した1

今回、補助金を受給したのは3,040の学校、260の図書館、数十のブロードバンド・コンソーシアムで、合計で300万台超の機器、77万4,115件のブロードバンド接続に充てられる。

FCCによると、この補助金がなければコンピュータやブロードバンドを利用できなかった300万人超の生徒・学生がこれらにアクセスできるようになるという。

総額76億ドルのECFは、これまでのE-rateとは別に「COVID-19 American Relief Act」の一環として創設されたもので、生徒、学生、図書館利用者が学校、図書館、自宅の遠隔学習で使用する機器や高度通信サービスの費用を100%負担し、補助金は2030年まで給付される。

また、FCCは10月12日、ECFプログラムからの第2弾の補助金交付で、2,471の学校、205の図書館、26の学校・図書館コンソーシアムに合わせて11億5,968万1,350ドル34セントを給付すると発表した2

第1弾と給付と合わせて、同プログラムから提供された資金の総額は23億6,278万8,847ドル22セントで、プログラムに割り当てられた71億7,000万ドルの3分の1弱が給付されたことになる。

資金は生徒・学生、教職員、図書館利用者が使うノートパソコン、タブレット、Wi-Fiホットスポット、モデム、ルータ、ブロードバンド接続に充てることが可能で、宿題や遠隔学習といった学校・図書館外での利用についても支援対象となる。

同プログラムは、全ての州・地域にわたる5,474の学校、461の図書館、49の学校・図書館コンソーシアムに対し、542万473台のデバイスと270万834回線のブロードバンド接続の提供を支援することになる。

FCCは、最初の申請期間終了から60日間以内に半数以上の申請を承認するという目標を達成し、申請の60%を処理したとしている。

https://www.fcc.gov/document/fcc-commits-over-12b-first-emergency-connectivity-funding-wave
2https://www.fcc.gov/document/fcc-commits-another-11-billion-emergency-connectivity-fund