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2021.10

  • フィリピン
  • 郵便・物流
フェデックス、クラークに国際物流拠点開設
米物流大手フェデックスは10月11日、フィリピンのパンパンガ州クラーク国際空港(経済特別区)に、大規模な物流施設を開設したと発表した。増大する電子商取引(EC)による輸送需要に対応するとともに、地場企業の世界市場進出を後押しする。

新施設に導入された最新設備では、1時間当たり9,000個の小包の仕分けができる。敷地面積は1万7,000平方メートル。

フェデックスは、もともとアジア・太平洋地域におけるハブ空港をフィリピンのスービック湾(経済特別区)に置いていたが、リース期間が2007年に切れることから、2009年に拠点を中国広東省広州市に移していた。フェデックスは2020年10月、これをフィリピンに戻し、3,000万米ドルをかけて新施設を建設すると発表して、アジア太平洋地域の中心拠点がフィリピンに再移転されることになった。当初、2021年4月の稼働を目指していたが、延期された。

同じく米物流大手UPSは、2002年に3億米ドルを投じて建設したフィリピンのクラークにあったアジア空運ハブを、2010年、立地条件のよい中国・広東省深セン市の宝安国際空港に1億8,000万米ドルをかけて建設した施設へ移転している。

ドイツポスト傘下の物流大手DHLエクスプレスは、アジア・太平洋ネットワークの主要ハブを、香港、上海、シンガポール、バンコクの4つとしている。