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2021.09

  • 中国
  • 次世代ICT
北斗衛星測位システム、300万年で誤差1秒の記録を達成
中国が独自開発した衛星測位システム「北斗3号」は7月31日現在、運用開始から1周年を迎えた。世界120以上の国と地域で利用され、1億以上のユーザにサービスを提供している。同システムで発生した時間基準は300万年で誤差1秒に達し、衛星位置情報分野で国際的な先進レベルに達した。同衛星測位システムによって提供されているサービスは、主に下記の7種類となる。
 
1)測位・時報サービスの提供。世界範囲で水平方向の誤差が2.5メートル以内、垂直方向が5.0メートル以内の測位、速度測定の誤差は0.2メートル毎秒内、時報の誤差は20ナノ秒内である。
 
2)世界範囲でのSMSの提供。14基のMEO(中高度軌道)衛星による試験サービスが提供されており、1通あたり最大で約40文字である。
 
3)国際捜索救助サービスの提供。6基のMEO衛星に捜索救助ペイロードが搭載されており、世界範囲で危険警報サービスを提供している。
 
4)地域範囲でのSMSの提供。1通あたり最大で約1,000文字である。
 
5)精密単一地点測位サービスの提供。3基のGEO衛星による精密単一地点測位信号の発信で、誤差は水平方向で20センチメートル以内、垂直方向で35センチメートル以内である。
 
6)衛星強化サービスの提供。民間航空、海事、鉄道などのユーザに対し、単一もしくは二周波マルチネットワークの2方式による試験サービスを提供している。
 
7)地上強化サービスの提供。中国全域内において、業界及び一般ユーザに対しリアルタイムのセンチメートル級、事後のミリメートル級の測位強化サービスを提供している。