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2021.08

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NaverLabs、ローカル5G活用でクラウドベースの自律走行ブレインレスロボット拡大へ
今年秋に28GHz/4.7GHz帯域を開放してローカル5G制度が新設され、年内に通信キャリア以外の事業者にも周波数が割り当てられる。ローカル5Gでどのようなサービスに活用するのかが今後の注目点となる。これまでは、大手メーカーやインターネットサービス企業、中堅通信事業者がローカル5G制度活用を検討とされてきたが、具体的なサービス構想についてはこれまで明らかにされてこなかった。こうした中、ローカル5G制度活用に最も意欲的といわれるインターネットサービス最大手Naverの計画が見えてきた。
 
Naverの研究機関NaverLabsは今年末に竣工する第2社屋にビル単位で自律走行の5Gとクラウド活用ブレインレスロボットを導入する方針を発表。NaverLabsは5Gブレインレスロボット研究のため自社オフィスで5G実験局を開設しており、今回、第2社屋への実験局移転の許可が下りた。5Gブレインレスロボット技術は2019年のCESで世界初として公開されており、ローカル5G制度を活用して幅広い産業現場での5Gロボットの早期商用サービス化を目指す。Naverはサービス安定化のためにサブ6帯域の早期開放を予てから求めており、ロボットサービスには4.7GHz帯が活用されることになりそうだ。
 
5Gをクラウドベースのロボット制御システムと連携して第2社屋で多数のロボットを制御し、段階的に高度化する方針。ロボットもすべて自社開発したもので出願特許数は230件。このうち22件は世界初のクラウドロボットシステム導入ビルの特性に対する特許。第2社屋は京畿道城南市のグリーンファクトリーオフィスの横に構築され、スタートアップ向けのスペース等が整備される。