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2021.07

  • イギリス
  • 放送・メディア
Ofcom、BBCの規制の在り方について公開諮問を開始
Ofcomは、2021年7月21日、BBCの規制の在り方のレビューのための公開諮問を開始した。Ofcomは2017年にBBCにとって最初の外部規制当局となった。Ofcomによれば、今回の公開諮問の結果は、中間特許状レビューのための政府への助言の基礎となるとしている。

BBCは公共サービスメディアの中心に位置しているが、メディア市場や視聴者は急速に変化しており、BBCを含む放送産業にとって大きな課題となっている。そこで、デジタル時代に沿った協定書、BBCの免許などを検討するとしている。公開諮問の締切りは、2021年9月15日となっている。

主な概要は以下のとおり。

<レビューの対象>
1)いかにしてBBCにミッションと公共目的の提供に説明責任をもたせるか
2)いかにしてBBCの活動に関して競争を保護するか
3)いかにして放送コンテンツが放送コードの基準を遵守することを確保するか
<主要考慮事項は何か>
1)BBCの計画、プロセスについて、より透明性を確保する
2)伝統的な放送だけではなく、オンライン上での提供へのシフトを支援する
3)BBCが視聴者のニーズや期待に応えるためにイノベーションを興し変化することを許容する
<BBCの免許>
1)BBCの計画の報告に、より透明性を求め、より効果的なものとすることを求める
2)オンラインを含むBBCのすべてのサービスの説明責任をBBCにもたせることを可能とする
3)Ofcomによる強い監督と共に、BBCにより広い裁量を与える。
<BBCに係る今後の予定>
2021年冬 BBCのパフォーマンス検証
2022年春 政府への勧告
2022年春 BBCの協定書と新しい免許に関する提案に係る公開諮問