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2021.07

  • ベトナム
  • ブロードバンド・ICT基盤整備
2022年の2G、3G移動体通信サービスの停止を目指す
2021年7月1日発効の規制(1)によって、ベトナム国内で製造される、あるいは輸入される移動通信端末は、4Gないしそれ以上の技術を実装しなければいけないことになった。情報通信省は、最速で2022年の2G、3Gの移動体通信サービスの停止を目指している。

情報通信省は2024年9月に失効する予定の移動電気通信サービス事業免許や移動体通信網用の周波数免許の更新に関し、2G、3G技術の利用を認めない方針である。そのため、遅くともその時点で両サービスは停止されることになる。

例年、ベトナムでは2,000万台程度の端末が出荷され、そのうち60%がスマートフォンで、残りの40%がフィーチャーフォンという調査もあり、現時点で2,560万加入程度が2G、3G技術のみを利用している端末のようである。ベトナムでは、平均3年程度で端末を代える傾向があり、今後古いタイプのものが供給されなくなれば、2024年までには、ほとんどが4G以上の技術を利用した端末となる。

政府は、早期の古いサービス停止のために、事業者にはVoLTEサービスの提供を進めるように指導し、公益通信プログラム(ユニバーサル・サービス基金を利用することが可能)を活用して、貧困家計の端末更新を補助することも計画している。

(1) Circular No. 43/2020/TT-BTTTT