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2021.07

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AT&TとJBG、Amazon HQ2界隈で全米初の大規模5Gスマートシティ構築へ
2021年7月20日、AT&Tは、デベロッパーのJBG Smithと協力し、首都近郊のバージニア州アーリントン郡ペンタゴンシティ/クリスタルシティ/ポトマックヤード地域で大規模なスマートシティを構築する契約趣意書(LOI)に署名したと発表、数週間内に正式契約(definitive agreement)を締結する見込み。

このエリアは、Amazonが第2本社(HQ2)建設を発表して以来、「ナショナルランディング」としてリブランドされており、両社は、周辺のオフィスや住宅エリア、商業エリアといった4マイル地域をロバストな5Gでカバーする全米初の大規模スマートシティを構築、国防、サイバーセキュリティ、クラウド/エッジコンピューティング、IoT、AIの創造及び開発に注力する産業ゾーン構築を目指す。

両社によると、高速コネクティビティは、ナショナルランディングがセンサー、AI、IoT技術を含むさまざまな都市イノベーションをホストするテストベッドの基礎となり、5G、AI、クラウド、エッジコンピューティングを活用し、自動運転車や、大気の質をトラックするスマート街灯、患者の治療をきめ細かくモニターするヘルスケア企業を支援するロボット技術、没入型小売・娯楽体験等をカバーする。

また、近隣のペンタゴンシティやポトマックヤード住民を5Gでカバーすることで、ハイブリッド勤務や遠隔勤務を支援する(同エリア近隣には、ペンタゴンやボーイング東海岸本社も所在)。

AT&Tは、2022年前半にネットワークインフラの一部配備を開始、コミュニティの発展に伴いネットワークデザインがテナントのニーズに合致するよう拡張する計画で、ビル横の設備や道路上の設備、地下ネットワーク資産といった相互接続インフラを活用し、sub-6GHz帯周波数とハイバンドで5Gネットワークを一から構築。

JGB Smithは、2020年9月、子会社を通じて、同エリアでCBRS免許7件(アーリントンで4ブロック、アレキサンドリアで3ブロック)を2530万ドルで落札している。

JGB Smithは、ナショナルランディングで既に680万平方フィートのオフィススペースと2856戸の住宅棟(うち808戸は建設中)を所有、将来の商業、住宅、小売スペース向けに720万平方フィートを所有している他、バージニア工科大学が10億ドルを費やして65エーカーのイノベーションキャンパスを建造する計画の主開発幹事を務める他、AmazonのHQ2建造計画にも参画。

Amazon HQ2は480万平方フィートの敷地に2.5エーカーの公共緑地エリアを臨むガラス張りのオフィスタワー建造に25億ドルを投資する計画、同地区は40億ドルの公共交通プロジェクトの計画を公表している。