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2021.06

  • 中国
  • 放送・メディア
NRTA、三つの国家レベル実験室を設置しスマート放送を推進
放送分野を所管する国家広電総局(NRTA)は2021年5月、スマートホーム・イノベーション・応用に関する国家広電総局実験室の設置を明らかにした。同実験室の運営は華数傳媒グループが中心となり、アリババの研究開発機関「達磨院(DAMOアカデミー)」、AIに特化した之江実験室、浙江メディア学院など七つの機関が共同で参加する。

実験室はNRTA、浙江省広電局による指導のもと、スマートホーム産業の研究開発と利用シーンの開発に焦点を合わせ、スマートホーム・プラットフォームの融合サービス提供能力の向上、スマートホーム製品とサービス・イノベーションの実施、情報セキュリティ保障体系の健全化という三つの取組みに重点を置く。将来的には、華数傳媒グループをはじめとする関係企業が、スマートホーム・サービスプラットフォーム、スマート融合端末、高精細動画とスマートホームの融合・応用に関する研究と構築を通じて、業界の生態圏発展と標準体系の制定を促進し、実験室を業界・専門・領域にまたがる複合型のプラットフォームに築き上げていくとしている。

上記実験室のほか、NRTAは同時期に上海市放送局と江蘇省放送局に対してもそれぞれ一つの実験室の設置を許可した。上海市放送局の場合は、スマート放送網の安全生態イノベーション研究に関する国家広電総局実験室で、主にスマート放送網及び端末のセキュリティを研究し、関連検査技術や製品の開発により、スマート放送網の安全性をサポートする。一方の江蘇省放送局の場合は、5Gの融合応用イノベーションに関する国家広電総局実験室で、5G及びエッジクラウド、高精細動画など技術との融合による製品・サービスの研究開発に照準を当てるとしている。