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2021.05

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世界の5Gユーザ、70%が5G応用サービスの可用性に不満
スウェーデンの通信機器大手エリクソンは5月12日、世界の5Gユーザ調査報告書を公表した。調査は昨年12月に、26市場(商用5Gサービス提供中の20市場および未提供の6市場)における15~69歳のスマホユーザ3万730人を対象に実施したもの。

5Gユーザはスマホユーザ全体の13%にあたる4,025人。商用5Gサービスが提供されている20市場に焦点を絞ると、スマホユーザのうち5G対応スマホで5Gプランに加入しているのは4%、5G対応スマホで4Gプランに加入しているのは22%、4G対応スマホで5Gプランに加入しているのは4%だった。

また、コロナ禍で在宅時間が増加したことを背景に、5Gユーザが通信速度やバッテリー寿命よりも屋内カバレッジを重視する傾向にあることがわかったほか、5Gが通信サービスの利用方法に変化をもたらしていることも明らかになった。例えば、5Gユーザの20%が屋内でのWi-Fi利用を減少させており、4Gユーザと比べてより長時間クラウドゲームやARアプリを利用している。

ただし、5Gユーザの70%は5G応用サービスの可用性に不満を抱いており、市場がユーザのニーズに追いついていない現状も浮き彫りになった。エリクソンによれば、ユーザが評価する5G応用サービスの3分の2は未だ商用化に至っていない。