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2021.05

  • 中国
  • モバイル
個人情報の違法収集・使用で計105のアプリに改善要求
国家インターネット情報弁公室(CAC)は2021年5月21日、個人情報を違法に収集・使用していたなどとして、検索アプリ「百度(Baidu)」など計105のアプリのリストを公表し、改善を求めた。

これは、一般消費者からの通報を受け、CACは「サイバーセキュリティ法」、「Appによる個人情報の違法収集・利用行為の認定方法」、「一般的なモバイル・アプリが必要とする個人情報の範囲の規定」といった法律及び関連規定に基づき、各種アプリの個人情報の収集・利用状況を調査した結果に基づくものであった。

2017年6月より施行された「ネットワーク安全法」の規定では、ネットワークの運営者に対し、個人情報の収集・使用に際して「合法、正当、必要」の原則に従い、サービスと関係のない個人情報を収集してはならないと定めている。

また、2021年5月から施行開始した「一般的なモバイル・アプリが必要とする個人情報の範囲の規定」は、「ネットワーク安全法」を補完するものと位置付けられており、モバイル決済、デリバリーといった39種類のアプリに関する個人情報の収集・使用の範囲を明確化した。

前述したCACによって公表された105のアプリの内訳では、ショート動画アプリは19、ブラウザ・アプリは34、求人・求職系アプリは51、実用系アプリは1となっていた。それぞれの運営者は15営業日以内の問題改善が求められており、改善のない場合は処分されることとなる。