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2021.05

  • イギリス
  • 郵便・物流
ロイヤルメール、英国本土とScilly諸島の間における自律型ドローン飛行のトライアルを実施すると発表
ロイヤルメールは、5月10日、英国本土とScilly諸島の間で自律型ドローン飛行のトライアルを実施することを発表した。

ロイヤルメールは2020年12月にも3社のコンソーシアムと連携し、スコットランドでMull島の灯台へドローンを使って小包配達実験を行っている。Mull島では、今後、島の遠隔地のコミュニティへの小包配達にドローンを利用することについて、島民と協議を行う予定。

一方、今回のトライアルでは、前回のコンソーシアムでも協力したDroneprep社(ドローンの飛行に関わる許可といった様々なツールを提示)、Skyports社(実際のドローン運用を提供)に、Consortiq社(データの取得、トレーニング、コンサルティング等)、Excaliburヘルスケアサービス(医療製品・サービスを提供)、サウサンプトン大学(宇宙・ドローン開発研究)、Windracers社(UAVによる輸送サービス提供)が加わったコンソーシアムを介して実施され、UKリサーチ&イノベーション(UKRI:英国最大の研究とイノベーションの公的資金提供機関)が資金を提供。

今回は、本土からの荷物をWindracers社の大型無人航空機(UAV)が自律飛行によりセントメアリ島の空港に運ぶ(一度に郵便物最大100kgで、通常の配達ラウンドに相当する)。さらに、そこから、Skyports社の小型垂直離着型(VTO)ドローンが諸島全体の多数の配達ポイントに商品を輸送する。荷物は、個人用保護具(PPE)、COVID-19検査キット、及びその他の郵便物。

このプロジェクトで、Windracers社とSkyports社のドローン配送部門を初めて統合することにより、様々なサイズのUAVを使用して相互に補完する方法を模索する。

また、UAV利用はScilly諸島への既存の輸送形態を補完するものとなり、霧などの悪天候でも飛ぶことができることから、ロイヤルメールが離島のコミュニティに、より良いサービスを提供するのに役立つ可能性がある。

さらに、同プロジェクトでは、ロイヤルメールのCO2排出量削減のための継続的な取組の一環として、ドローンが提供できる燃料効率についても検証する。