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2021.04

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ボーダフォンがドイツで欧州初のスタンドアローン型の5Gサービスを開始

ボーダフォンドイツは2021年4月12日、エリクソン、ノキア、クアルコムおよびOPPOと提携して、欧州初となる5Gスタンドアローン(5G SA)ネットワークの運用を開始したと発表した(注1)。このネットワークは、同社が2018年にテレフォニカから取得した3.5GHz帯を使用して、2019年にドイツ初の5Gネットワークを立ち上げたものがベースとなっている。

同社は3.5GHz帯の基地局を5G SAにアップグレードし、最初はフランクフルト、ベルリン、フランクフルト、ハンブルク、ミュンヘン、デュッセルドルフなどの主要都市を含む170の都市と自治体をカバーする1,000サイトで、5G SAサービスを展開する。2021年末までには、5G SAネットワークを4,000サイトに拡大する予定である。

5G SAネットワークのデータは、独立した5Gコアネットワークに接続し、5Gデータセンターでクラウド処理され、10~15ミリ秒の低遅延が可能となる。ボーダフォンドイツは、新たな5G SAネットワークの管理を目的として、2023年までに合計10の5Gデータセンターを運用する計画である。最初のデータセンターはフランクフルトのアムマインですでに稼働しており、2021年後半にはベルリンとミュンヘンで新たな5Gデータセンターが稼働する予定である。

欧州初となる5G SAサービスに対応する最初のスマートフォンは、クアルコムの「Snapdragon 888 5Gモバイルプラットフォーム」を搭載したOPPOの「OPPO Find X3 Pro」で、自動ファームウェアを介してアップグレードが実行される。2021年5月には、サムスン電子製の新たなGalaxy S21 5Gシリーズも、ファームウェアアップデートにより5G SA対応が可能となる。なお、5G SA対応の端末は、5GとLTEのネットワークを同時に使用する必要がなくなるため、端末の電力消費量は約20%削減される。

(注1)https://www.vodafone.de/newsroom/netz/willkommen-in-der-echtzeit/