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2021.04

  • アフガニスタン
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米オープンRANベンダ、中央アジア初のオープンRAN導入に向け携帯電話事業者エティサラート・アフガニスタンと提携
米国のオープンRANベンダであるパラレル・ワイヤレスは、4月7日、アフガニスタンの携帯電話事業者エティサラート・アフガニスタンとの提携を発表した。

UAEを拠点とするエティサラートは、2020年からアルティオスター、NEC、シスコ等と連携してオープンRANの実証を進めており、中央アジアでオープンRANを導入する電気通信事業者はエティサラートが初めてとなっている。今般の提携では、米国からインテル及びスーパーマイクロも参加しており、オープンRANによる設備投資や運用コストの削減効果の検証が期待されている。

エティサラートは2012年にアフガニスタン初の3Gネットワークを立ち上げており、今回、中央アジア初となるオープンRANに準拠したクラウドネイティブの無線機器等を実装することで、既存の2G、3Gおよび4Gを、将来的に5Gにアップグレードすることを計画している。

アフガニスタンではモバイル・ブロードバンドの普及が拡大しており、2013年にはスマートフォンでブロードバンドにアクセスできる国民はわずか1%だったのが、2019年には22%にまで増えている。また、安価な5G対応デバイスが中国から多数供給されていることも後押ししている。

一方、エティサラートは2019年、ファーウェイとUAEでの5G展開に向けた契約を結んでおり、今回のアフガニスタンでのオープンRAN導入に向けた米国ベンダとの提携では、国際的な動向に合わせてエリクソンといった他のベンダとの入れ替えを機敏に行えるようにすることも想定しているとみられる。