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2021.03

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世界の動画配信加入者数、10億人を突破
アメリカ映画協会が3月18日に公表した年次報告書によると、2020年の世界の動画配信サービス加入者数は前年比26%増の11億人と、初めて10億人の大台を突破した。新型コロナ流行に伴う「巣ごもり」需要で新規加入者数は2億3,210万人に上り、市場規模は前年比34%増の143億ドル(約1兆6,000億円)となった。一方、CATV加入者数は前年比2%減の5億3,070万人で、コードカッティングの世界的進行が伺える。ただし、CATV市場は未だ有料放送/動画セクタ最大の市場であり、市場規模は1,116億ドル(前年比8億7,140万ドル増)となっている。

動画配信大国兼CATV大国である米国でも同様の傾向がみられた。動画配信サービスは2019年と比べて加入数・市場規模ともに30%以上増加したのに対し、CATVは加入数が前年比4%減、市場規模が前年比同等の508億ドルだった。なお、米国では、新型コロナ流行に伴いTV視聴時間と動画視聴時間がそれぞれ増加したことも確認された。1日あたりの平均TV視聴時間(ライブ/録画)は前年比7分増の3時間34分で、TV視聴時間が増加したのは2012年以来初めて。動画視聴時間は初めて60分を超え、前年比34%増の平均71.8分であった。