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2021.02

  • アメリカ
  • 次世代ICT
USPS、配達車両を使い地理空間情報の収集をテスト
USPSは先頃、郵便配達車両でナビゲーション・アプリケーションなどに使える地理空間情報を収集するテストを行った。

このテストはマイクロソフトと協力し、街路の3Dパノラマ画像やその他の情報をモバイル端末やコンピュータ向けのマッピングプログラム「Streetside View 360」のために収集している。このプログラムは、回転する光検知センサ、距離データ技術など画像を3Dで撮影するための特別なセンサシステムを搭載した車両を使っている。

今回のUSPSとのテストでは、3台の郵便配達車両に特別な機器を装着し、カリフォルニア州マウンテンビュー内の40の配達経路を回る通常の配達業務中に街路の3D画像データを収集した。なお、データ収集中の個人のプライバシーを守るために人の顔や自動車のナンバープレートはぼかしがかけられるか消されている。

USPSのデジタルビジネスサービス・ディレクター、ローレン・リー氏は、「このテストは、配達車両ネットワークと既存インフラを、他の組織が品質の高いサービスをそれぞれの顧客に提供することを支援するために使おうというUSPSのコミットメントの一環だ。またUSPSの新たな収入源を探ることも可能にしてくれる」と語っている。

USPSとマイクロソフトは現在、テスト結果を見ながら、USPSが持つ23万台以上の車両を引き続き活用できる新しい位置空間データ商品の可能性について検討している。