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2021.02

  • ポーランド
  • 事業者のM&A・国際展開
小包ロッカー・ネットワーク事業者Inpost、ポーランド参入のアマゾンと提携
ポーランドの小包ロッカー事業者大手Inpostが、2021年2月、ポーランド市場に参入したアマゾンと5年間の契約を結んだ。

Inpostはポーランド国内および国外で小包ロッカー・ネットワークを提供する有名企業(国内では戸口配達サービスも行っている)。2021年1月27日にはアムステルダム証券取引所に上場した。

一方、アマゾンは2021年1月26日にポーランド版マーケットプレイスAmazon.plを立ち上げた。これまで欧州版ウェブサイトを経由してサービスを提供してきたが、これにより現地の小規模事業者なども取り込み、利用者へのサービス拡充を図る。

ポーランドのEコマース市場は、地場企業Allegro.eu SAが最大の事業者であるが、Inpostはアマゾンの今後の拡大に備え、現在10,000台あるロッカーに、今年中に4,000~5,000台追加する予定。また、AliExpressやポーランド・ポスト、PKN Orlen SAといった配達事業者が参入しても、Inpostの強みは揺るがないとしている。

Inpostは、新型コロナウイルス感染症のパンデミックにより、西ヨーロッパで行われている小包引受所モデル(コンビニやカフェ等で小包の受け渡しを引受ける)の欠点が明らかになったと述べた。Inpostのロッカーは一日700個を扱えるが、小包引受所は20~40個に過ぎず、Inpostにとっては、大きなチャンスとなっている。