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2021.02

  • スロベニア
  • 電波関連
スロベニアで産業用M2M向けの700MHz帯オークションが終了

スロベニア通信規制当局の通信ネットワークサービス庁(AKOS)は2021年2月11日、700MHz帯の専用ネットワークを介してビジネスクリティカルなM2M通信を提供するための周波数割当てに係るオークションを終了したと発表した(注1)。オークションには2社が参加し、BeeIN(電気通信、運輸、公共安全、エネルギー分野における通信ソリューションプロバイダーIskratelの子会社)が、2×3MHzの周波数ブロック(733MHz-736MHz / 788MHz-791MHz)を97万ユーロで落札した。

落札者は、ビジネスクリティカルな通信のユーザーまたはバーティカル産業(運輸、エネルギー等)向けに、スロベニア共和国(市町村)の領土の少なくとも75%をカバーする専用ネットワークを、2030年12月12月31日までに構築する必要がある。

ネットワークの運用においては、信頼性、セキュリティ、事業継続性、サービス品質が求められるが、高い伝送速度は必要ではない。落札者は自らのニーズや、ビジネスクリティカルな通信を求める他のユーザーのために、ネットワークを構築することができる。

なお、カバレッジの中間目標として、スロベニア共和国の領土の少なくとも10%の地理的領域では、以下のスケジュールに従って、専用ネットワークを介してビジネスクリティカルなM2M通信をユーザーに提供する必要がある。

• 2021年12月31日までに、割り当てられた周波数を使って1つ以上の基地局を運用すること。

• 2025年12月31日までに、割り当てられた周波数を使った専用ネットワークサービスは個々のユーザーの主要な場所の少なくとも90%をカバーすること。

(注1)
https://www.akos-rs.si/medijsko-sredisce/sporocila-za-javnost/novica/zakljucek-javne-drazbe-za-dodelitev-frekvenc-za-zagotavljanje-poslovno-kriticnih-komunikacij-m2m-preko-namenskih-omrezij-v-frekvencnem-pasu-700-mhz