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2021.01

  • インドネシア
  • 事業者のM&A・国際展開
大型合併で生き残りと経営拡充を目指す地元ユニコーン企業
国内最大の配車サービスを手掛け、キャッシュレス支払いでも拡大を行っているGojek社は、これもまた国内大手の電子商取引サイトを運営するTokopediaと合併交渉を始めている。合併が成功すれば、市場価値で180億ドル規模の企業が誕生する。

Gojekは2年にわたって東南アジア最大の配車サービス企業であるシンガポールのGrab社との合併交渉を続けているが、見通しがはっきりしていない。経営権の帰属や地域の最大市場となるインドネシアでの方針をめぐって話がまとまらない、同種企業の合併になるので競争政策上大きな制限が課される、といった観測が拡がっている状況にある。

Gojek-Tokopediaの合併は、異業種間の合併となり規制の手が及びにくい一方で、インドネシアにおけるインターネット関連企業の大型化をもたらす。合併した事業体は、米国での上場を計画し、昨年成功したシンガポールのゲーム関連企業SEAのような成功を目指しているともされている。また、合併にかかわりなく、両者ともに今後の大きな額の資金調達のためには株式上場が必須で、個別にIPOを計画しているとされている。