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2021.01

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電子機器の国内生産振興政策の下、ディクソン・テクノロジーズがノキアから携帯電話とスマートテレビの生産を受注
インドのディクソン・テクノロジーズは、2021年1月、フィンランドの通信機器大手ノキアから携帯電話とスマートテレビの生産を受注した。

ディクソンは、1993年創業の家電・電子機器の受託生産を手掛ける企業。ウッタルプラデシュ州、ウッタラカンド州、アンドラプラデシュ州に工場を持ち、携帯電話・テレビの他、家電やLED照明、ウエアラブル端末等の受託生産を実施している。

インドでは、2020年6月に、電子機器の国内生産に奨励金を出す「生産連動型奨励制度(PLI)」が始動した。10月には、同PLIスキームの認定企業16社(台湾EMS3社や、韓国サムスン電子を含む)が発表され、4,095億インドルピーが拠出されることとなった。

今回、実際の生産を行うのは、ディクソン完全子会社のPadget Electronics社。同社はPLIスキームの認定を受けた国内5企業のうちの1社(他は、Micromax、UTL Neolyncs、Optiemus Electronics、Lava)。これにより、同社には4から6%のキャッシュ・インセンティブが付与されることとなる。

インド政府は、新型コロナウイルス感染症の流行を契機として、全世界的にサプライチェーンが変化しつつある中、製造業の国内投資促進と国内生産拡大を加速している。11月にはPLIスキームの対象を自動車・自動車部品を含む10分野にまで拡大するとともに、輸入制限も並行して進めている状況である。