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スウェーデン通信規制当局の郵便電気通信庁（PTS）は2021年1月19日、3.5GHz帯及び2.3GHz帯のオークションが、同日に4ラウンドで終了したことを発表した（注１）。落札総額は23億1,700万0,006 SEK（約288億円）で、3.5GHz帯は3者が、2.3GHz帯は1者がそれぞれ落札した。

当該オークションの入札には、Hi3G Access、Net4Mobility、Telia Sverige及びTeracomの計４社が申請し、2020年10月20日にいずれも承認された。PTSは承認にあたり、2020年1月1日に施行された新たな電子通信規則（注２）に従って、スウェーデン国防軍及びスウェーデン安全保障局と協議をし、これらの帯域での無線機器の使用が、安全保障上の脅威とならないことを確認するために、申請者の審査を実施した。これによって落札者は、以下を含む免許条件を遵守する義務を負う（注３）。

• 免許人は、免許に従った無線の使用がスウェーデンの安全の脅威とならないよう保護するために必要な技術的かつ組織的な措置を講じる。
• 周波数帯で無線を使用するための中央機能（注４）の新規の設置及び実装において、華為技術又はZTEのサプライヤー製品を使用してはならない。
• 中央機能のための既存インフラを使用して関連する周波数帯でサービス提供する場合、遅くとも2025年1月1日までに、華為技術及びZTEの製品を段階的に廃止しなければならない。
• 中央機能が外国に配置されたスタッフや機能に依存している場合、当該依存関係を段階的に廃止し、必要に応じてスウェーデンに配置された機能やスタッフに置き換える必要がある。これは2025年1月1日までに完了しなければならない。

（注１）https://www.pts.se/en/news/press-releases/2021/the-auctions-in-the-3.5-ghz-and-2.3-ghz-bands-are-concluded/
（注２）https://www.sakerhetspolisen.se/en/swedish-security-service/about-us/press-room/current-events/news/2020-10-20-the-importance-of-a-secure-5g-network.html
（注３）https://www.pts.se/en/news/press-releases/2020/four-companies-approved-for-participation-in-the-3.5-ghz-and-2.3-ghz-auctions/
（注４）中央機能とは、免許人が提供するネットワーク機能及び電子通信サービスを維持するために必要な、無線アクセスネットワーク、送信ネットワーク、コアネットワーク及びサービス・保守ネットワークにおける機能と理解される。