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2020.12

  • 中国
  • 放送・メディア
NRTA、2022年までの5Gを活用した高精細動画映像の発展などを推進
国家広電総局(NRTA)は2020年12月、2022年までのラジオ・テレビ技術の開発に関する実行計画を発表した。4K/8K超高精細映像や5Gを活用した高精細動画映像の開発など11項目に及ぶ。具体的には以下のとおりである。

1)4K/8K超高精細映像の発展を重点的に推進:条件の整った放送局はチャンネル数を増やさないことを前提に、4Kチャンネルを開始し、8Kの試験放送を実施する。

2)5G高精細動画を推進:インタラクティブ動画、没入型動画、VR動画、クラウドゲームなどを含む5G高精細動画技術標準を確立し、条件の整った放送局による5G高精細動画サービスの展開をサポートする。

3)融合メディアのIP化、クラウド化を推進:条件の整った放送局をサポートし、既存リソースの活用により、新型ネットワーク伝送プラットフォームを構築する。

4)CATV網のIP化・クラウド化を推進:全国CATV網の統合及び中国広電5G網の一体化を実現し、CATV網のIPv6へのアップグレードを完成させる。

5)IPTV集積放送制御技術とサービス管理のアップグレードを推進:4K超高精細映像サービスを実施し、8K超高精細映像の伝送試験を実施する一方、インタラクティブ動画、没入型動画、VR動画やクラウドゲームなどの5G高精細動画のIPTV放送試験を加速する。

6)ネットテレビ・サービスのアップグレードを推進:5G高精細動画サービスの試験推進を加速する。

7)モバイル伝送プラットフォーム構築の推進:MCN(マルチ・チャンネル・ネットワーク)運営モデルを模索する。

8)衛星伝送システムのアップグレードの推進:衛星伝送システムの全体的なアップグレードの実施方案を制定することにより、8K超高精細映像の伝送試験を実施する。

以上のほか、DTH(直接受信の衛星)の4K/8Kへのアップグレードや5Gラジオ技術の推進、スマートテレビのオペレーション・システムのアップグレード推進なども言及されている。