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2020.12

  • ギリシャ
  • 電波関連
ギリシャで5G(700MHz帯、2.1GHz帯、3.5GHz帯、26GHz帯)オークションが終了

ギリシャ通信規制当局の国家電気通信郵便委員会(EETT)は2020年12月16日、700MHz帯、2.1GHz帯、3.5GHz(3.4-3.8GHz)及び26GHz帯の5Gオークションが終了したことを発表した(注1)。落札総額は3億7,226万1,153ユーロで、既存事業者3者(Cosmote、Vodafone及びWind)が落札した。

ギリシャ最大手のCosmoteはミッドバンドの3.5GHz帯で最も多いブロック数を落札した。700MHz帯及び2.1GHz帯では、各社同じブロック数を落札した。26GHz帯オークションは、イタリア、フィンランドに次いで、ギリシャが欧州で三番目に実施した国となった。

ギリシャ政府は、オークション収入の25%を、研究開発プロジェクトに投じる方針を示している。スマートシティ、インダストリー4.0、高度道路交通システム、農業などに5G研究開発資金を投じ、ビジネス競争力の向上や経済発展の促進を目指す。

また、ギリシャ政府は、プライベート5Gネットワークを後押しすることを目的とした法案を作成しており、ローバンド、ミッドバンド、ハイバンドのそれぞれのバンドから周波数を確保する計画である。

(注1)
https://www.eett.gr/opencms/opencms/admin/News_new/news_1353.html