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2020.11

  • イギリス
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ボーダフォン、オンライン学習を支援するために、英国全土の25万人の児童・生徒に無料データSIMを提供することを発表
英国においても、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で、学校や教育現場が急速にオンライン学習への移行を迫られている。世界的な通信キャリアのボーダフォンも、児童・生徒のオンライン学習を支援する取組みを開始した。

同社は、2020年11月18日、「Vodafone schools.connected」と呼ぶ取組みを開始し、イングランド、北アイルランド、スコットランド、ウェールズの25万人の小中学生を対象に、無料のデータSIMを提供し、自宅からのオンライン学習を支援することを発表した。

同SIMには、90日間有効な30GBのデータ許容量が提供され、適切な接続が無いために自宅からオンライン学習にアクセスするのが困難な生徒のために、学校がデータSIMをボーダフォンに注文する。

教育調査機関のNational Foundation for Educational Researchによると、COVID-19によるロックダウンにより、英国の子供たちは学習が少なくとも3か月遅れているとされている。

特に低所得世帯の子供たちが最も影響を受けていると推定されており、低所得世帯の割合が高い地域の学校(無料の学校給食の生徒の割合が最も高い学校)では、割合が最も低い地域の学校と比較して、生徒の学習が少なくとも4か月遅れているという可能性があると回答した教師の数が3倍以上であった。

また、学校は、ノートパソコンやタブレットについては政府からある程度のサポートを受けているが、必要な接続を確保することは大きな課題となっていたという。

英国全土の小中学校は、11月18日からウェブサイトを介してVodafone schools.connectedプログラムに申し込むことができる。