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2020.11

  • 中国
  • 次世代ICT
中国、世界最大規模のSA型5G網を商用開始
中国電信は2020年11月、SA(スタンドアロン)型5G網の商用開始を正式に発表した。あわせて初の自社ブランド5G対応の端末も発売開始した。販売価格は999元(約1万5,838円)である。

今後、ゲームや動画視聴、オンライン教育といった利用シーンに応じ、クラウド携帯、クラウドPad、クラウド・カメラ、クラウド・ルータ、クラウドXR、クラウド・テレビ、クラウドPCの7種類のクラウド端末をメーカー各社と共同で開発していくとしている。中国電信はこれまで、32万を超える5G基地局を開通し、カバーした都市数は300以上となる。

一方の中国移動も同時期にSA型5G網の商用開始を発表した。5G基地局の構築は同社のネットワーク構築計画より約2か月早く、既に38万5,000に達したと明らかにした。商用開始したSA型5Gコア網は1億の個人ユーザと2,000万に及ぶ法人の同時オンラインをサポート可能としている。

工業・情報化部の最新データによると、11月初めまでに中国で開通された5G基地局の総数は約70万で、このうちの中国移動による5G基地局数は55%を超えている。中国移動は既に全国337の地方都市レベル以上の地域、700超の県レベル地域において5G商用サービスを提供し、人口カバレッジは約30%に達した。2021年には新たに60万の5G基地局を構築する予定で、2.6GHz帯と700MHz帯の基地局を含め、総数は100万超える見通しである。

中国移動は9月末に中興通迅(ZTE)と共同で広州市にて8K高精細VR中継映像サービスの実験を実施し、主にSA型5G環境下における2.6GHzと4.9GHz帯を用いたネットワークスライシング、SPN(Slicing Packet Network)など新技術の利用効果を確かめた。

さらに中国移動は工場、電力、鉱山、鉄鋼、港の五つ分野におけるエンドツーエンドのソリューション、典型的な応用シーンなどの開発にも積極的に取り組んでいる。