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2020.10

  • アメリカ
  • セキュリティ、プライバシー
米国でも新型コロナウイルス対策追跡アプリの提供が本格的に始まる
すでに、5月から各国公衆衛生当局(Public Health Authorities:PHA)に新型コロナウイルス対策追跡知システム(Exposure Notification System:ENS)を提供している米アップルとグーグルは、9月1日、新たなフレームワーク(Exposure Notification Express: ENS Express)を発表した1

ENS Expressでは、ENSとは異なり、PHAは両社に、アプリの名称、ロゴ、通知の基準、通知の際にユーザーに提示する情報等を提供すれば、両社がPHAに代わりサービスを提供する。また、両社はプライバシーとセキュリティはENSと同レベルで、AppleとGoogleがデータを流用しないとしている。

なお、ENS Express はENSを採用したアプリとの相互運用が可能である。なお、当面、ENS Expressの提供は米国内各州のPHAを対象としているため、ワシントン D.C.、メリーランド州、ネバダ州、バージイア州等が採用する見込み。

新型コロナウイルス対策追跡知アプリの提供が進んでいなかった米国でも、バージニア州、ノースダコタ州、ワイオミング州、アラバマ州、アリゾナ州、ネバダ州、グアム等でENSを採用したアプリの提供が始まっている。また、9月中旬から10月初旬にかけてリリースが開始されたデラウエア州、ペンシルバニア州、ニューヨーク州、ニュージャージー州等ではENSを採用したアイルランドのアプリを参考に開発され、州を超えた相互運用が始まっている。

1https://developer.apple.com/documentation/exposurenotification/supporting_exposure_notifications_express