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2020.10

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欧州市民の96%が5Gの存在を認識しており、54%が肯定的な理解をしているが、政府からの情報提供には不満があるとの調査結果
欧州電気通信事業者協会(ETNO)は10月2日、欧州市民の5G に対する意識調査結果を公表した。調査対象は欧州23か国における7,000人の市民である。主な内容は以下の通り。

*欧州市民の96%が5Gの存在を認識しており、その内の1/4が5G技術について「よく理解している」と回答。なお、理解度には年齢差があり34歳以下の回答者がより詳しく5Gを理解していた。

*欧州市民の54%が5Gについて肯定的である一方、36%が中立的、10%が否定的であった。34歳以下の回答者は、他の年齢層と比べて最も肯定的であった。

*5Gに関する妄言を一部の市民が信じていることが判明した。例えば「5Gは蜂に害を与えない」と考えている者は21%、どちらかわからないのは63%、残りの16%は有害だと考えていると回答。

*5Gに関する情報源については、信頼できる情報源は、技術専門ウェブサイトや通信会社、政府と回答されている一方で、1/3の回答者がソーシャルメディアから情報を入手していると回答。なお、政府を情報源とした回答者は8%のみで、40%以上が政府からの5G関連情報に対して「不満である」と回答。

ETNOはこれらの結果を踏まえ、市民の5Gに対する意識に最も影響を及ぼすのは、政府および通信事業者であるとし、両者のより積極的な発信が重要であると提言している。