2020.10
リライアンス・ジオ、クアルコムと5Gサービスの開発で提携
通信大手リライアンス・ジオ・プラットフォームズ(コングロマリットのリライアンス・インダストリーズ傘下)は、10月20日、米半導体大手クアルコムの子会社クアルコム・テクノロジーズ社と5Gサービスの開発で提携した。
同提携には、リライアンス・インダストリーズ傘下の米ソフトウェア企業のラディシス(Radisys)社も参加する。3社の提携により、インドでの5Gのインフラとサービスの開発において、vRAN(仮想化無線ネットワーク)とオープンネットワークへの移行が加速する。
また、ジオは、クアルコムの5GRANプラットフォームと、自社の5G NR製品を活用したトライアルにおいて、1Gbpsの伝送に成功したことを発表した。
ジオに対しては、2020年4月のフェイスブックからの出資(4,357億インドルピー、株式9.99%)や、同年7月のグーグルからの出資(45億米ドル、株式7.73%)など、米国IT大手からの投資が相次いでいる。
ジオは、グーグルとの発表では、5Gに対応した低コストでローエンドのスマートフォンの開発等の戦略を示しており、同社の動向は、今後のインドにおける5Gの展開に影響を与えるものと考えられる。