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2020.09

  • ノルウェー
  • スマート社会
北欧4か国における地方自治体のデジタル化インデックスが公表、デジタル化の進展する自治体では医療や福祉でのネット活用が充実との調査結果
ノルウェーの最大通信事業者テレノールは、北欧諸国における地方自治体のデジタル化インデックスを作成、9月10日に算出結果を発表した。同インデックスではノルウェー、スウェーデン、デンマーク、フィンランドの4か国から各々15都市、合計60の地方自治体を調査対象としている。

調査項目は、モバイルネットワーク等のインフラ基盤、デジタルサービスの提供状況、スマートシティの開発水準レベルの3項目を大項目とし、これらに連なる計27項目の指標に基づき、デジタル環境の整備状況を測定している。

なお、最高評点を得た地方自治体はデンマークのオールボーであり、10点満点で8.3点という結果であり、ノルウェーのバールムとハルデンが7.7点と7.4点でこれに続いている。個別の観点からの主な調査結果は以下の通りである。

*全ての地方自治体で、デジタル化を実現するためには中央政府による政策プログラムが不可欠である。
*規模は小さいが評点の高い地方自治体の多くは、都市圏に所在し、首都における政策イニシアティブの恩恵を受けている。
*規模の大きい地方自治体ほど、基地局設置や承認手続が煩雑で時間がかかる傾向にある。
*評点の高い地方自治体は、医療および福祉分野における通信サービスが発展している傾向にある。
*総合的には、地方自治体の規模はデジタル化の進展に影響しており、大都市の平均スコアは6.6点であったのに対して、中規模の自治体は5.0点、小規模の自治体は4.3点であった。