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2020.08

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  • ブロードバンド
ITU、新型コロナウイルスが通信事業者にもたらす経済的影響について報告
ITU-Dは、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)禍が通信部門にもたらした経済的影響について報告し、COVID-19禍により通信部門が需要、収益、費用等の側面から多大な影響を受けていることを明らかにした。主な報告内容は以下の通りである。

*ブロードバンドの需要急増に伴い、各国でデータトラフィックが20%から80%増加。
*国際ローミングのトラフィックは約80%減。
*ビデオ会議、ゲーミング、ストリーミングなどのアップリンク通信量が急増。また、一部の地域では、従来とは異なる人々の地理的移動(郊外の別荘への移動など)により通信量が増加、ネットワークへ想定外の負荷が生じた。
*通信事業者の収益への影響は国や事業者により異なる。固定ブロードバンドの需要や通信機器需要の増加により収益が増すケースもあったが、観光部門のGDPに占める割合が大きい国では収益が減少したケースも多い。
*COVID-19禍により世界的な経済の停滞が見込まれているにもかかわらず、通信事業者は容量拡大や新規のネットワークインフラや技術への投資を促進しており、事業費自体を削減した事業者は不在であった。