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2020.07

  • イギリス
  • 次世代ICT
ボーダフォン、2021年7月までに100%再生可能電力で欧州のボーダフォン・ネットワークを稼働させると発表
2015年に国連で採択された、持続可能な開発目標「SDGs(Sustainable Development Goals)」は、豊かで活力ある未来をつくるための17の目標を定め、世界規模で2030年までの達成を目指す取組みとなっている。

世界の通信キャリアも、SDGsの課題解決を重要な経営課題と捉え、国際社会が追求する社会課題の解決への貢献により、企業価値の向上と持続的な社会の実現に取り組んでいる。

SDGsの7番目の目標は「すべての人々の、安価かつ信頼できる持続可能な近代的エネルギーへのアクセスを確保する」として、「2030年までに、安価かつ信頼できる現代的エネルギーサービスへの普遍的アクセスを確保する」となっている。

このような流れのなかで、英国の世界的携帯大手ボーダフォンは、7月20日、2021年7月までに100%再生可能電力で欧州のボーダフォン・ネットワークを稼働させると発表した。

これにより、英国、ドイツ、スペイン、イタリア、ポルトガル、アイルランド、ギリシャ、ルーマニア、アルバニア、チェコ共和国、ハンガリーという、同社が展開する11の市場で、ボーダフォンの電力は風力、太陽光、水力の供給源のみから供給されることとなる。

ボーダフォンは、当初2025年までに100%再生可能電力を使用する企業となると発表しており、さらに2030年までに企業顧客による3億5,000万トンの炭素排出量の削減を支援することに注力すると発表していた。

ボーダフォンによって設定された新たな2021年の目標は、炭素及び持続可能性の専門家である英Carbon Trustと共に開発された。

ボーダフォングループのニック・リードCEOは、「社会がCOVID-19危機から再建、回復する時に、私たちの将来を持続可能な形に変え、環境を犠牲にしないようにすることができる。欧州のネットワークで100%再生可能な電力へのシフトを加速させることで、テクノロジーを効率的に活用する方法が変わる。化石燃料への依存度が低下し、顧客の資源管理の効率化及び炭素排出量の削減を実現すると同時に、より健康的な環境を構築できる。」と述べた。