2020.07
タイ・ポスト、CAT Telecomと協力してスマート郵便ポストを開発
タイの郵便事業体タイ・ポストは、同じく国有の通信事業者CAT Telecomと協力して、モノのインターネット（IoT）技術を使ったスマート郵便ポストを開発した。
郵便ポスト内に設置されたセンサーが、郵便物の投函状況を認識し、そのデータを逐次、所管の郵便局へ送ることで、郵便物の取集を効率化する。郵便職員は、パソコンやスマートフォンもしくはタブレットから郵便ポストの状況を確認できる。郵便物の投函日時も記録しており、取集のスケジュールを効率的に管理する一助となる。さらに、このシステムにより、郵便の紛失リスクが軽減されることで、利用者の信頼も高まる。タイ・ポストでは、2020年中に、バンコクや大都市圏の郵便ポストに1,000台のセンサーを設置し、2021年までに全国の郵便ポストに拡大する計画。
また、タイ・ポストとCAT Telecomは、無料のWiFi高速インターネットを全郵便局支店で利用できるようにする等、郵便利用者のメリットを最大化するためのさまざまな手段の開発を共同で行っている。