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2020.04

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ドイツポストDHL、郵便・小包サービスをデジタル化
ドイツポストDHLは、今年前半より新たなデジタルサービスを開始する。これは、昨年10月に発表した「2025年グループ戦略」に基づくもので、同戦略では、商品・サービスのデジタル化推進を重点目標の1つに掲げている。

将来、切手などの郵便料金納付済サービスすべてに二次元コードを導入する。二次元コードにより、郵便物の追跡がしやすくなるほか、どの時点で郵便物が紛失したか、調査しやすくなる。さらに、偽造切手防止にも役立つ。

また、ドイツの電子メールプロバイダー大手の「GMX」及び「WEB.DE」と提携して、配達される郵便物を前もってメールで確認できる通知サービスを開始する。このサービスは、郵便処理施設で撮影した郵便物のスキャン画像を、受取人の希望に応じて電子メールで送信する。現物は、通常どおり受取人の住所に配達される。今年半ばから「GMX」と「WEB.DE」の電子メール利用者全員に無料で提供される。

QRコードを使用した配送ラベルを導入する。顧客は配送ラベルを自前のプリンターで印刷する代わりに、郵便局で印刷するか、宅配ロッカー「パックスタツィオン(Packstation)」で印刷するか、あるいは、玄関先で配達員にハンドヘルド端末で印刷してもらう。

また、切手の代わりに携帯電話のテキストメッセージ(SMS)を使用して郵便料金を支払うサービス「ハンディポート(Handyporto)」を一新する。手数料がなくなるうえ、購入方法も簡単になる。オンラインで切手を購入すれば、コードの記載されたSMSが送信されてくるので、郵便物の切手を貼る位置にコードを記入して投函すればいい。

さらに、新型の宅配ロッカー「ポスト・ウント・パケット24/7(Post & Paket 24/7)」を導入する。小包の受け取り・発送のほか、書状の差し出しや小包配達料金の支払い(キャッシュレス決済のみ)もできる。また、このロッカーのテレビ電話で顧客に助言を行うサービスの実証実験も予定されている。このロッカーで提供されるサービスは、小規模な郵便局のサービス並みに充実している。