[HTML]
H1

詳細ページ

お知らせ表示

2020.03

  • 国際
  • ブロードバンド
OECD加盟国の9か国で、FTTxの提供比率がブロードバンド全体の50%以上に
経済協力開発機構(OECD)は、加盟国のブロードバンド統計を取りまとめた「Broadband Portal」を2020年3月に更新した。今回更新された2019年6月現在のデータによると、OECD加盟国及び加盟手続き中であるコロンビアの計37か国の内、FTTx回線の比率がブロードバンド回線全体の50%以上であったのは9か国で、前年度の6か国から3か国増加した。一方、加盟国全体のFTTx回線増加率は27%と、前年度の24%から微増に留まっており、国家間での大きな普及格差も確認された。

国別にみると、日本と韓国がFTTx回線比率75%以上で最上位を継続、北欧諸国がこれに続いているが、競争促進、新規の政策・規制の導入、インフラ投資増大等の諸要因により、リトアニア、ラトビア、スペイン、ニュージーランドの同比率が50%以上となり北欧諸国に追い付きつつあることがわかった。また、他の主な調査結果は以下の通りである。

*OECD加盟国全体におけるFTTx回線比率は13.8%。
*ブロードバンド接続における回線別比率はケーブルが33.6%と首位を継続。DSLは41.6%から35.1%へと減少。
*モバイル・ブロードバンドは年間増加率7%で、安定した増加傾向。
*モバイル・ブロードバンド加入率は日本が177%で首位。以下、フィンランド155%、エストニア153%、米国150%、オーストラリア144%と続く。
*M2M SIMの年間増加率は30%と急増。首位はスウェーデンで人口100人あたり140.6枚を利用。以下、オーストリア、イタリア、米国、オランダが続く。