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2020.02

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米国運輸省、ニューロの自動配送車運用を認可
米国運輸省道路交通安全局(NHTSA)は2月13日、自動運転車を開発するスタートアップのニューロ(Nuro)が、今後2年間に配送用の無人自動運転電気自動車(EV)を最大5,000台運用することを許可した。

ニューロは、アリゾナ州ヒューストンでピザや食料品などの宅配サービス向けに「R2」と呼ばれる自動運転車を投入する予定だ。実際にR2を運用する前に、ヒューストン市内の公道でテストを行う。R2は無人走行を前提としており、ハンドルやブレーキペダルなどの操縦装置や座席は搭載していない。

ニューロは2019年6月と12月にドミノ・ピザ、ウォルマートと協力し、ヒューストンで自動運転車を使った宅配のパイロット・プロジェクトを開始する計画を発表していた。

自動車メーカーが今回のような認可をNHTSAから取得するには、およそ75項目の安全基準を満たす必要があるが、その多くは、運転免許を持つ人間が操縦することを想定している。

NHTSAは、ニューロと3年間に及ぶ協議を続けた結果、同社の計画を条件付きで認可することを決めた。NHTSAによると、R2は、限定地域内を低速で走行する車両に分類されているため、安全基準を全て満たす必要はない。ただし、R2が運用される地域への周知を徹底することなどが義務付けられている。

ニューロは、ソフトバンク・ビジョンファンドから9億4000万ドルの投資を受けている。