2020.02
中国移動、サービス開始3か月で、5Gプランの加入者数が673万6,000に
中国移動は2020年2月、同社初の5Gプランの加入者数状況を発表した。2020年1月末現在、同加入者数は673万6,000加入に達している。同社は2019年10月31日に5Gサービスを正式開始し、同年末現在、7万4,000局の5G基地局を開通させ、50に及ぶ都市においてサービスを提供している。2020年には、30から35万局の5G基地局を新たに建設し、それに伴う支出は1,760億元に達すると推計されている。
中国移動の提供する一般消費者向けのサービスは、五つの新しいコンセプトから構成されている。具体的には、1)新しい視聴:5G超高精細映像、4Kライブ配信、VR体験、2)新しい聞き方:超高精細映像の着メロ、3)新しいプレイ:超高精細のクラウドゲーム、4)新しい撮り方:インタラクティブのショート動画、AR、5)新しい使い方:5Gクラウドディスク、クラウドスマホによるメッセージの送受信をそれぞれ提供する内容となっている。
一方、今般の新型コロナウイルス感染症の影響を受け、一部の基地局設置工事や設備メーカーの納品遅れが生じ、現時点の5G建設計画の進捗が計画より2割ほどペースダウンとの情報もある。そうした中伝えられた中国聯通と中国電信の2020年上半期の計画では、47都市において10万局の基地局を建設し、2020年の第3四半期までに全国で25万基地局を完成させるとしている。