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英国では、デジタル・文化・メディア・スポーツ省（DCMS）が、「国際テックハブネットワーク（ITHN: The International Tech Hub Network）」と呼ばれる枠組みを構築し、ICT分野の海外展開や国際技術協力を積極的に推進している。

ITHNの主な取組み内容は以下のとおりである。

＊英国と海外の技術部門との間のイノベーションパートナーシップを構築し、地域におけるデジタル経済の導入促進、持続可能な雇用と成長の推進のための高度なデジタルスキルの獲得を促進する

＊英国のパートナー国（ブラジル、ナイジェリア、南アフリカ、ケニア、イスラエル、インド、インドネシア）との間でデジタルエコシステムを構築し、デジタルインクルージョン促進、地域における雇用創出、ビジネスパートナーシップの機会の創造を実現する

DCMSによると、英国は、10億ドル規模のテック企業を生み出しており、2019年の最初の7か月だけでも、55億ポンドの外国投資を確保しており、これは、同じ時期の米国のテック部門における投資額よりも大きいという。

さらに、英国には、ビジネス環境、ファイナンスへのアクセス、イノベーションへの定評、スキル、場所、英語等の面で、デジタル変革を推進し、テック企業を成長させるうえで大いなる優位性があるとしており、今後もITHNを中心として、ICT分野の海外展開や国際技術協力を積極的に推進していく計画である。