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2019.12

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カリフォルニア州車両管理局、自動運転軽量トラックの商業利用を許可へ
カリフォルニア州車両管理局(Department of Motor Vehicles:DMV)は12月17日、自動運転軽量トラックが商用目的で公道上を走行することを許可すると発表した。また、無人トラックの商業利用あるいはテストを希望する企業向けの認可手続き概要も明らかにした。

今回の新規則は、今年4月に提案されていたもので、重量1万1ポンド未満の自動運転車が対象。トラックでいえば、Class1/2トラックのみが対象となり、この中に含まれるミニバン、ピックアップトラック、ユーティリティバン、ステップバンなどがテスト、商業利用の許可を得ることが可能となる。ウォークスルーバン、セミトラック、バス、重機などは、重量1万1ポンド以上のClass3~8に分類されるため、今回の新規則で自動運転走行の許可は取得できない。

乗客の移動ではなく、荷物の配送に無人自動運転車を開発する企業にとって、新規則は歓迎すべきニュース。自動運転車による配送サービスを計画するスタートアップ企業「ニューロ」は、現在アリゾナ州テキサスでパイロット・プログラムを展開しているが、カリフォルニア州でもテストを実施するために許可を申請するとしている。

カリフォルニア州では、自動運転車のテストが盛んに行われており、テストに関わる同州規則の変更には、ゼネラル・モーターズ(GE)やウェイモ、ウーバーなど自動運転技術開発を進める各社が注目している。

カリフォルニア州当局者によると、現在65社の670台を超える自動運転車がDMVから走行免許を取得しているが、完全無人の自動運転車の公道走行許可を取得しているのはウェイモだけ。最近、中国のオートXも無人自動運転車の走行許可を申請したが、まだ承認はされていない。