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2019.10

  • ドイツ
  • 次世代ICT
DB Cargo、貨物車両のデジタル化を推進
ドイツ鉄道(Deutsche Bahn AG)の貨物輸送部門を担う100%子会社DB Cargoは、2020年までに、6万8,000台の貨物車両をデジタル化することを予定している。2019年8月末には半分の3万4,000台のデジタル化が完了した。

テレマティクス・モジュール、GPS、RFIDおよびNFCタグを取り付けることで、アナログ車両がデジタル化され、たとえば、車両の発車・停止時、またセンサーが衝撃を検出した時に、携帯電話に通知される。これらは、車両の積載状態、温度、湿度および貨物の小さな変動に関することまで、有用な情報を作り出す元となる。

「この新しいデータは、運搬だけでなく品質に関する情報も提供してくれるため、予測や仮定を改善改良していくことを可能にした」という顧客の声もあるように、デジタル化による「スマート貨物車両」は、鉄道貨物輸送を近代化し、将来に適合させて、利用客に、より管理しやすい物流チェーン、高品質な輸送、予測できる到着時間等を提供する。

ヨーロッパ最大の鉄道貨物会社DB Cargoは、この6万8,000台のデジタル化に数千万ユーロを投資している。

同社は、デジタル化で得られる利点を活用して、環境に優しい鉄道貨物ネットワーク利用を持続させ、ドイツとヨーロッパにおける「強い鉄道」に貢献していきたいとしている。