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2019年10月14日、大統領宮殿において、構想開始から約15年を要したパラパ・リング・プロジェクトの完成が発表された。条件が困難で最後まで整備が続いていた東工区の完成をもって、プロジェクトが完工した。

Rudiantara通信情報大臣(注)は、8月完成予定だったが、パプア州での地理的条件が予想外に厳しく、時間を要したと報告した。Joko Widodo大統領は、「リングの完成は、経済セクターに発展をもたらすのみならず、社会、政治、文化さらには政府にも発展をもたらす」とし一方でインドネシアでも増加しているサイバー犯罪やその他の悪影響を排する努力が必要だと演説した。
記憶に新しいところでは、8月に発生したパプア州の暴動で、様々なフェイク・ニュース等がネット上を飛び交い、政府は一時該当地域でのインターネット・アクセスを遮断せざるを得なかった。

当日は、遠隔地5か所を結んでのビデオ会議が実施され、地方からは、まだ速度が十分ではないとの率直な意見も表明された。
しかしながら、35,280kmの海底ケーブルと21,807kmの陸上ケーブルからなる巨大なバックボーン・インフラが完成し、様々な効果のみならず、特に遠隔地でのインターネット接続料金の下げが期待されている。

(注)10月22日発表の第二次Joko Widodo内閣への留任はなかった。