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2019.08

  • オーストラリア
  • ブロードバンド
全国ブロードバンド網(NBN)の市場競争が進展、消費者の選択も多様化
オーストラリア競争・消費者委員会(ACCC)は2019年8月に「通信卸売市場指標レポート」を発表、小売サービス事業者が全国ブロードバンド網(NBN)の卸売サービスを直接利用する傾向が高まり、結果、消費者や企業の選択肢が多様化し、サービス水準が改善されていることが明らかになった。2019年6月末時点でのNBN関連市場の主な動向は以下の通りである。

*テルストラが市場首位を継続しているが市場シェアは減少の傾向、一方で、TPG及びオプタスのシェアは増加の傾向にある。また、小規模ISP全体のシェアも6.8%から7.1%へ増加。
*NBNに加入済みの世帯数は約560万(前四半期比で9.2%増)。
*高速料金プランへの加入者が増加。50Mbpsサービスの加入数は全体の55.4%を占める約310万件。また、100 Mbpsサービスの加入数は全体の9%(前四半期で16.9%増)。
*エントリーレベルの12Mbp及び25Mbpsサービスの加入数はやや減少しているが、NBN加入者全体の約3分の1を占めている。
*低所得者層等の一定の消費者はエントリーレベルのサービスに加入したがっており、ISPが対応機器の不足等を理由に、高額な高速料金プランを強制することがないよう、消費者の選択肢を確保しなければならない。