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2019.08

  • アメリカ
  • 電波関連
米国AmazonがCBRSの試験免許をFCCに申請

米国Amazon(Amazon.com Services, Inc.)は2019年8月2日、市民ブロードバンド無線サービス(Citizens Broadband Radio Services: CBRS)に配分された3.5GHz帯(3550-3700 MHz)を使った試験を実施するため、3650-3700 MHzの特別暫定免許(Special Temporary Authority: STA)を連邦通信委員会(FCC)に申請した(注1)。CBRSプロトタイプのデバイスとソフトウェアの性能・機能試験はカリフォルニア州サニーベールの同社施設で実施され、他の場所でも試験を続行するか否かの判断をするための十分なデータを得ることを目的とする。試験期間は2019年8月19日から2020年2月19日までの6か月間。

同社がSTA申請書に添付した説明資料によると、サニーベールでの試験では最大で25の基地局と50のモバイルデバイスが用いられ、最初は屋内で試験が実施され、屋外試験は同社施設の半径5 km以内に限定して実施される。また、実効輻射電力(Effective Radiated Power: ERP)のピーク電力については、基地局が10 W以下、モバイルデバイスが5 W以下に制限して試験が実施される。

AmazonはCBRSに注目している大手企業の一つで、CBRSを使用したリアルタイムの監視カメラやスマートメーターなどをサポートするプライベートIoTネットワークを構築するため、Federated Wireless(米バージニア州アーリントンのダイナミック周波数共用システムプロバイダー)、Athonet(イタリアの仮想コアネットワークベンダー)及びRuckus Wireless(米カリフォルニア州サニーベールの通信機器ベンダー)と2018年に提携している。

(注1)
https://apps.fcc.gov/oetcf/els/reports/STA_Print.cfm?mode=current&application_seq=94048&RequestTimeout=1000
(注2)
https://apps.fcc.gov/els/GetAtt.html?id=235141&x=.