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2019.07

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中国電信、フィリピンのパートナーと結成したMislatelが電気通信事業免許を取得
フィリピンのドゥテルテ大統領は7月8日、MislatelコンソーシアムにCPCN(Certificate of Public Convenience)電気通信運営免許を付与した。同コンソーシアムは、フィリピンの政府系PLDTとアヤラ財閥系グローブ・テレコムに続いて、第3通信事業者となる。

Mislatelは中国電信とフィリピンのパートナー(Mindanao Islamic Telephone、Udenna、Chelsea Logistics and Infrastructure Holdings)から結成された連合体である。2018年11月にフィリピン国家電気通信委員会によって行われた新たな電気通信事業者の選定作業で選定された。CPCN電気通信運営免許の取得は、Mislatelにとってフィリピン電気通信市場に正式に進出し、ネットワーク構築とサービス運営ができるようになることを意味する。

Mislatelは今後5年間で2,500億ペソを投じ、人口カバレッジを84%に引き上げる計画を掲げている。2020年までには、4Gサービス、光ファイバー・ブロードバンドサービス等のサービスを開始するとともに、5G網の展開も加速させ、フィリピンの通信インフラの水準を引き上げていくとしている。

Mislatelの参入による同市場競争の激化が想定されるが、先行する2社にどこまで迫れるかは未知数である。2019年3月末時点におけるグローブ・テレコムの移動体通信加入者数は8,350万で、PLDTは6,340万である。

なお、Mislatelはフィリピン地元の言葉で「ここにいる」という意味の「Dito」をブランド名にする予定。