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2019.07

  • イギリス
  • スマート社会
内務省、サイバー犯罪科学チームが児童虐待画像を検知できる新しいツールを導入
内務省は7月12日、サイバー犯罪科学チームが児童虐待画像を検知できる新しいツールを導入すると発表した。

国家犯罪対策庁及び英国警察によって現在利用されている児童虐待画像データベース(CAID)の機能の向上を目的に導入されるツールで、押収した端末の分析やCAIDに基づく画像分類を迅速に行うためのファスト・アルゴリズムを活用し、当局が既に把握しているネット上の画像を検知する他、画像分類アルゴリズムを用いて違法画像の違法性の深刻度を分析したり、児童の猥褻画像の撮影場所の探知などが可能になる。

CAIDは2014年12月に初めて導入され、現在約1,300万点の児童虐待画像が蓄積されており、その数は2か月ごとに約50万点増加している。内務省は2014年以降、1,820万ポンド(約24億円)を同プログラムに投資しており、今回新たに導入されるツールには約176万ポンドが投資された。

新ツールはこれまで24時間を要していた1TBのCAID画像の分析を30分で完了できるため、作業の高速化が時間短縮につながり、警察業務の効率化に寄与することが出来ると説明している。