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2019.07

  • アメリカ
  • 次世代ICT
アルファベット傘下のウィング、ドローン航空管制アプリを発表
アルファベット傘下のウィングは7月16日、ドローンを管制するためのアプリ「OpenSky」を発表した。同アプリは、既にオーストラリアでドローンの飛行管理アプリとして承認されているが、ウィングは、米国の連邦航空局(FAA)ともその実演デモで協力。ウィングのジェームス・バージェスCEOによると、他国でも承認を得るべく話し合いを進めているという。

ドローン操縦者の飛行計画作成を支援し、法的基準への適合を確実にすることで、空中での事故を防止するドローン管制システムの開発は、ウィング以外にも、エアマップ、アイリス・オートメーションなどが開発を進めており、FAAとテストを行っている。

オーストラリアの航空安全当局は、ウィングだけでなく、複数の競合する事業者が同様の管理サービスを提供できるコンピュータ・プラットフォームを構築している。

米国では、まだドローン管制システムの最終的な計画は策定されていないが、関係者は、オーストラリアと同様のシステムを予想しているとのことで、ドローンの管理は民間企業が主導で運営することになるだろうと見ている。

ウィングは、これまで「OpenSky」を使ったテスト飛行を8万回実施。同アプリは現在、オーストラリアでiPhone版、Android版、PC版が無料で提供されている。

米国では、空中での衝突回避や、ドローンが違法に使われることのないよう確保するため、NASAがドローンのトラフィックをモニターするための枠組みを開発中。また、FAAは、ドローンを認識するために使われる一種の無線ビーコンの送信を機体に義務付ける規制の策定を進めている。