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2019.06

  • インドネシア
  • スマート社会
デジタル経済化促進のために国内統一QRコード規格を発表
2019年5月27日、インドネシア中央銀行(Bank Indonesia: BI)は、国内統一QRコードをリリースした。発表されたのは、Quick Response Indonesia Standard (QRIS)コードで、本格的な展開の開始は2019年下期とされた。

QRISは、BIが銀行や金融仲介事業者、電子マネー関連事業者と共同で開発したもので、と情報通信メディア開発庁が、国内外の決済手段関連事業者と開発したもので、Europay, Mastercard and Visa (EMV)をベースに開発された。キャッシュレス化の進展のために、BIは様々な方式を検討したが、国内に65万存在するとされる零細・中小企業の包摂のためにQRコード方式が妥当だと決定した。インドネシア政府も、近年、経済成長のために零細・中小企業の取り込みが欠かせないとして、各種政策を展開している。

現行主流となっているLinkAja、Go-pay、OVOといったQRコードを利用した決済方式は、4か月程度でQRISに合流してくるとされている。BIが中心となったQR決済のエコシステムの形成で、こうした事業者間での決済や預託金の移動が簡便化され、デジタル経済が活性化されると考えられている。