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2019.06

  • アメリカ
  • 次世代ICT
Nvidiaがボルボと自動運転トラック用AIを開発へ
半導体メーカーの米Nvidiaは6月18日、スウェーデンの自動車メーカー、ボルボと自動運転トラック用のAIを共同開発することを発表した。

高性能なGPU(Graphics Processing Unit)で知られるNvidiaは、近年、自動運転分野への進出を拡大。AIチップ市場では、インテルと大きなシェアを分け合っている。

ボルボの初の商用自動運転技術は、2019年冬にパイロット段階から本格的な運用に移る見込み。まず、ノルウェーで「FH16」をベースとした大型トラック7台が投入され、鉱山から近くの港までの石灰岩輸送に使われる予定だ。

ボルボは、車両の他、管理システムやサポート・サービス、ワークショップ、保険などを商用自動運転輸送パッケージとしてひとまとめに提供する。料金は、輸送量当たりで支払われる。

ボルボの関係者によると、Nvidiaの技術を使う自動運転トラックの公道走行が開始される具体的な時期は未定だが、閉鎖された環境から徐々に、より複雑な環境での走行を試していきたいとしている。

Nvidiaは、これまでフォルクスワーゲン、メルセデス・ベンツ、トヨタなどとも技術提携を締結している。テスラも昨年までNvidiaのチップの大口顧客だったが、現在は、自社でチップを開発する方向に転換している。