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2019.04

  • アメリカ
  • スマート社会
アルファベット傘下のWing、連邦航空局から米国初のドローン物流向け事業認可を取得見込み
連邦航空局(FAA)無人航空機システム・インテグレーション局のエグゼクティブ・ディレクターを務めるジェイ・マークル氏は4月10日、シンガポールで開かれたカンファレンスに出席。この場で、FAAが来月、米国で初めてドローン物流を操業する事業認可を交付する見込みであることを明らかにした。

FAAは2018年、ドローンによる大規模な小包の商業配送事業は、米国航空会社と同じ安全・経済基準を満たす必要があると決定している。

マークル氏は、来月認可を受ける見込みの事業者について、社名を公表することは控えているが、現時点で、米国政府のウェブサイト上で掲載されているドローン配送事業の認可申請は、アルファベット傘下のWing Aviation LLCのみ。

この認可申請に関連するFAA文書によると、Wingは、米国ルーラル地域で固定翼を持つ小型ドローンを使って小包の配送を行うことを計画。FAAは、Wingの事業を承認することは公益に適うとの判断を下している。

ダン・エルウェルFAA長官代行は、Wingがバージニア州でドローンを使った配送サービスのトライアルを成功させていることを指摘。将来の小包配送の形を実演して見せたと語っている。

Wingは、4月9日には、オーストラリアの航空規制当局から、ドローンによる小包の商業配送サービスをキャンベラで提供する事業認可を取得している。同社は、オーストラリアでは2014年からドローン配送のテストを行っており、昨年12月には、2019年の春にフィンランドで、ヨーロッパ初のドローン配送事業を立ち上げる予定であるとも発表している。