2019.04
最大事業者Viettelによる5Gサービス試験に関する展開
ベトナム最大の移動体通信事業者Viettelは、2019年4月に、ハノイにおいて最初の5G試験用基地局を設置したことを発表した。同社は、5月初旬には、機器の稼働を始めたいとしている。
Viettelは、2019年1月に通信情報省より5G試験免許を交付され、試験免許では、ハノイ及びホー・チ・ミン市において、70か所程度の基地局を設置して、2575MHz-2615MHz、3700MHz-3800MHz、26.5GHz-27.5GHzの帯域を使用して試験を行う。商用サービスの開始は、2021年を目標としている。また、同社は、自前の5Gチップセットの開発に400億ドルを投入する計画を持つなど、5G技術の開発に積極的である。
第二、第三位の事業者であるVinaphone、Mobifoneに対しては、近いうちに試験免許が交付されるようである。
ベトナム政府は2019年を5Gに関するテストの年と位置付けており、2019-20年には周波数計画を行い、2020年中に商用免許を交付する方針である。